【怪物王女】は、月刊少年シリウス誌上で2005年から連載が続いているホラー作品だ。
作者の光永康則にとっては2作目の連載作品で、初のアニメ化も達成している。
ジャンルとしては、ホラー漫画に属するのだが、バイオレンス的な面もあると同時にコメディの側面もあり、ひとつのジャンルに収まりきれない多様性を持った作品と言える。
これは、作者が藤子不二雄を崇拝している事に由来すると言われている。本作も、藤子不二雄Aの代表作である【怪物くん】がモチーフとなっている面があり、特にキャラクターの造型や世界観にそれが色濃く現れている。
その一方で、大量殺戮などの描写もあり、ホラーとしての古典的な世界観を意識して作られている作品でもあり、同ジャンルの他作品からの引用、パロディと言った表現も散見されるなど、様々な所から動力を得ている作品と言える。
物語としては、事故で死んでしまった主人公、日和見日郎が、その場に居合わせた『姫』によって命を与えられ、その後姫の下僕となって怪物たちと戦っていくと言うストーリーになっている。
吸血鬼、人造人間、狼男と、【怪物くん】さながらの怪物が登場しつつ、一筋縄ではいかない関係性が築かれている点も魅力の一つだ。
2007年にドラマCDがリリースされ、同年にはアニメ化もされるなど、メディアミックスも行われている。
アニメに関しては、地上波の規制の問題で数多くの設定変更が行われているが、原作者公認で独自の世界観が築かれているので、破綻はない。
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